この度の東日本震災で亡くなられた方々と、
ご遺族の皆様に深くお悔やみ申し上げます。  
また、被災地で頑張っている皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災地で支援活動をされている皆様に敬意を表するとともに、
お役に立つ事がないか、考えて参ります。

 


 森の木を切って家具を作ったら、森の木はだんだん少なくなり、自然環境が変化し、生態系が崩れるかもしれません。 それを商売にして、それで生活している私にとって、それで良いのかと悩み続けました。

 限りある地球資源を大切にしながら、伐採よりも生長が上回る樹木はないのか。 化学物質で塗装している今、子供達が口に触れても安全な塗装はないのか。 人と地球環境にやさしい家具はないのかと、探し続けました。

 今、見つけたのが優れた森林管理の基に、伐採されるアメリカのオーク、メープル、チェリー、ウォールナットなどの広葉樹。第三者が審査する厳しいFSC(森林管理協議会 本部メキシコ)の認証を取得した森林から出される木材や木工品。

 自然の植物油をベースにして作られた塗装。 それらで作られた家具達。長い年月をかけて育った木で作られた家具は、長い年月をかけて使い込むほどにツヤが出て、輝きと風格を増していきます。また、修理により再びよみがえる事ができるのです。

 大手の家具屋さんが、安くておしゃれな家具を次々と販売していますが、その中で長く生き残る家具はごく一部で、後は現在、大きな問題になっている粗大ゴミになってしまいます。

 今、自然環境との共存を考えながら、家具づくりをしている国内メーカーは、数社ですが、着実に増えています。

 30年間、家具を扱ってきた私にとって、これから先は、人と自然環境にやさしく、次世代に使い続けられる家具をあなたに紹介し、愛着をもってじっくり使っていただきたく、『家具物語』を作りました。

 これから随時、あなたに語っていきたいと思っています。

                                 2000年6月22日

どうしたらいいの・・・

 神戸の土井さんから、40年前に母親が嫁入りに持ってきた三面鏡を私が今も使用していますが、痛みがひどく修理出来ないでしょうかと。その時私は幸せな家具があるんだなと、感激しました。

 使い捨ての時代に母から娘へと何十年も使い続けている人がいる事にも。思い出のあるそして愛着のある家具が痛んでしまい、使い続けたいがどうしたら良いものか、迷っている人が全国にたくさんいる事に気がつきました。

 その人達とメールをしてゆく中で、心に残り、幸せになれる家具が増えてくれる事を期待しています。
                   

 自然塗装とは・・・

 アマニ油、大豆油、ひまわり油などの100%自然の植物油を使用して作られたオイルを素材に含浸させて拭き上げ、表面にほとんど塗膜を残さない塗装で、オイルが素材に深く浸透するために、素材の持っている美しさとしっとりとした木肌を表現できる、人にやさしい無公害の塗装です。

上質な素材が必要・・・

 上質なムク材でないと、オイルが十分浸透しないため、その真価が発揮出来ません。つまり、自然塗装の家具は、素晴らしい素材から出来ている事なのです。

職人の努力・・・

 全て手作業で塗っては拭き上げる行程を何度も繰り返します。また、浸透させる効果のため、乾燥に時間がかかります。 自然塗装の家具は、量産を目的とせず、職人が手間と時間をかけて作った心のこもった家具なのです。

更なる深み・・・

 自然塗装の家具は、環境により素材の中で、少しずつ活動します。その結果濡れ潤んだ仕上がり感は、さらに深みを増していきます。永く使えば使うほど『味』のでる家具なのです。

使い続けるために・・・

 自然塗装は、化学的塗装と違い塗装膜を作らないため、表面に傷やシミがつきますが、スチールウールもしくは400番以上のペーパーで軽く磨き専用クリーナーで拭き、専用オイルを塗ると再生する事ができます。 やや白くなりますが、時が過ぎると元の感じになります。

あなたに・・・

 あなたが自分なりに使い続けられる家具と、人と地球環境にやさしい家具を提案して行くことが、私の使命だと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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